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『THE UNTOLD STORIES』 「SCENARIO 1: CAVALRY CHARGE」(1)

 再販を望む声が多いものの未だされない『THE UNTOLD STORIES』。探し方が悪いのかもしれませんが、blog等でもあまりAARを見かけません。もみじまんじゅうーもEDGもやりかけのままですがちょっと手を出してみます(次回触れますが、「SCENARIO 1: CAVALRY CHARGE」は登場ユニット数が少ないので気軽にプレイしようという気を起こさせてくれたんです)。

 『THE UNTOLD STORIES』(以下TUS)にはA3サイズよりひと回り小さいサイズのマップが3つ付いてきます。マップAはHannover近郊のWedelheineを中心とするマップ、マップBはHamburg近郊のWitzhaveを中心とするマップ、マップCはNijmegenから南東に少し離れたBoekelからErpにかけての地域を中心とするマップです。ただし、マップ上にある都市名からその辺りを参考にした地図という意味合いしかないように思います。というのはあとで触れるようにSCENARIO 1はマップBを使うもののエムス川(ドイツとオランダとの国境付近を流れる川)を越えたポーランド軍とオランダ軍との戦闘を扱うものであり実際の場所からは相当離れています。またシナリオによっては複数のマップを連結して用いています。

 これらの地図上でしのぎを削るのは、NATO陣営ではオランダ軍、ベルギー軍、西ドイツ軍、カナダ軍、WP陣営ではソ連軍、東ドイツ軍、ポーランド軍です。

 TUSで追加されたルールについてはあらためて別の機会に紹介するとして今回は「SCENARIO 1: CAVALRY CHAGE」について紹介します。このシナリオはEDGあるいはもみじまんじゅうーをプレイしたことがあれば、水陸両用車両とIMPROVED POSITIONの項を読むだけであとはTECを参照しながらプレイできます。

 「SCENARIO 1: CAVALRY CHARGE」はマップB上でのポーランド軍の10th Armored Cavalryとオランダ軍のA/103 Regiment Huzaren van Borel Reconとの戦闘を扱います。シナリオの状況説明によれば「ポーランド軍が探し求めているのは戦闘ではなくオランダ軍の防御ライン(main line of resistance)であり、一方オランダ軍は防御ラインを秘匿しておきたい。お互いの目的を達成する最善策の1つは相手を滅ぼすことである」だそうで、かくして激戦が幕を開けることになります(ところ変わってもやるこた一緒^^;)。

tus1.png
図1

 図1のIMPROVED POSITION マーカーの置かれているオランダ軍の防御拠点は全部で5つあります。勝敗はゲーム終了時にポーランド軍がいくつの防御拠点にLOSを通しているかによって決まります。マップ中央を流れている川の近くにLOSを妨害する地形が絶妙に配置されているためにポーランド軍は渡河を余儀なくされ、オランダ軍もまたそれを阻止するために川沿いに防御線を引くこととなり、結果、状況説明にあるようにお互い殲滅戦へと巻き込まれていきます。

 このシナリオでは途中からF-16A、MIG-21が登場する可能性があります。なおカオスマーカーは使用しません。

tus2.png
図2

tus3.png
図3


 オランダ軍は赤のライン上のいずれかのヘクスに初期配置されます。ポーランド軍はマップ東端(向かって右側)から進入してきます(図2)。図3は取りあえずオランダ軍を取りあえず配置してみたところです。m106をHQの近く配置したのはRecon UnitではないためにHQの近くにいないと指揮範囲から外れてしまいやすいからです。
 
 次回は両軍の戦力を比較してみます(以下、続きます)。

 図1~図3はTUSのコンポーネントから
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『OPERATION GARBO』

 『OPERATION GARBO』(以下OG)はコアモジュール『BLOOD & BRIDGE』(通称:もみじまんじゅー ただし通じる範囲は極めて極めて限定的であるかもしれない)のエキスパンションモジュールです。もみじまんじゅーにはその後LoF#14付録で『BALTIC FURY』(以前このblogでも少し取り上げてます)もエキスパンジョンモジュールとして出版されています。以下、OGで追加された新要素についてまず紹介します(注:BATTLEFIELD CHAOSはもみじまんじゅーで導入されていますのでOG初導入の要素ではありません。)

LEADERS
 リーダーカウンターが追加されています。リーダーカウンターはいずれか1つの小隊とともにいなければならず、その小隊が除去された場合には死亡扱いとなり、戦力減少の際には生存チェックに失敗した場合に死亡扱いとなります。利点はともにいる小隊に通常よりも高いモラル値を適用すること、攻撃時にサイの目修正を与えること、そして小隊を常に指揮下状態にすることです。明記されていませんが、規定の性格からして、当然HQの指揮範囲内にいなくてもこれらの利点は有効であると考えられます。これらは次の水陸両用車両の規定同様、のちのコアモジュール『The Untold Stories』(TUS)や『America Conquered』のルールブックではより詳細かつ明確に定義し直されています。

AMPHIBIOUS OPERATIONS
 水陸両用車両が3種類登場します。水陸両用ユニットは移動力が緑色で表示されています。水陸両用ユニットは全移動力を消費することで湖/川ヘクスに進入できます。このルールはのちのコアモジュール『The Untold Stories』や『America Conquered』では、「進入したい湖/川ヘクスに隣接するヘクスでフォーメーションインパルスを開始しなければならないこと」、「進入したインパルスにはそれ以上移動できないこと」が明確化されています。
 ただしここで注意が必要なことは、ノートに明記されていますがWaWシリーズにおける「水陸両用」とはあくまでもゲーム的な処理であるということです(注:ルールブックに「ゲーム的な処理」との表現があるわけではありません。あくまでも私がルールの記述から読み取ったことです。)。このことを反映してOGではPVB-302、PT-76、BMP-1が水陸両用であるのに対してSTRV-103やT-72は水陸両用ではありません(BMP-1についてはOGにおける処理であること=他のモジュールでは水陸両用ではないのにOGでは水陸両用であることが理由とともにデザイナーズ・ノートに書かれています)。

SPECIAL DEFENCE
 SPECIAL DEFENCEは具体的にはユニットの防御値(armor value)とセーブナンバー(save number)の背景が白地になっていることで示されています。OGではSTRV-103がその能力を有しています。「これらの特別な能力はユニットが導入されたモジュールで定義される」と記述した後にSTRV-103の「SPECIAL DEFENSE」として「遮蔽下にある場合、防御判定のサイコロを1つ振り直すことができ」ることが記述されています。また、STRV-103のユニットも図として挙げられています。この規定はOG単独では問題ないのですが、後のモジュールのルールブックには改善してもらいたい点があります。

 それは、後続のコアモジュールあるいはエキスパンジョンモジュールでは「special capabilities」の説明がルール項目にないことです。先のOGでの記述にあったように、OG以降のモジュールで「special capabilities」が導入される可能性があったことは明らかです。実際『America Conquered』ではキューバ-ソヴィエト同盟のBlack EagleがSPECIAL DEFENCEを有しています。ユニットの図もルールブックにあります。しかしながらルール項目にSPECIAL DEFENCEはなく、シナリオの特別ルールでどのような場合にどのように処理するのかが説明されているだけです。ささいなことと言われればそれまでですが、ユニットの図はあるのにその説明がルール本文に出てこないというのは少なくとも分かりやすさの点ではよろしくないのではないかと考えます。

 ただしこの点についてはもしかするとルール化の必要性をLNL社のメンバーは考えていないのかもしれません。というのは「special capabilities」を有した車両が出てくるモジュールはOGと『America Conquered』、このわずか2つのモジュールのみであるからです。今後他もモジュールに登場する車両が「special capabilities」を有するケースが増えてきたときに項目化されるのかもしれません。これは後で取り上げる「MOUNTED FIREPOWER」にも考えられることです。

 また、WaWのルールブックの特徴としてコアモジュールに添付されているルールブックには項目番号がありますが、エキスパンジョンモジュールに添付のルールブックには項目番号がありません(『Death of the 1st Panzer』、『BULTIC FURY』を除く。『Death of the 1st Panzer』ではナンバリングされていますが、元ルールの番号と整合性が取れていません^^;)。先に挙げた「AMPHIBIOUS OPERATIONS」はTUS以降のコアモジュールのルールブックでは「5.3 Amphibious Movement」として取り上げられています。

MOUNTED FIREPOWER
 また、歩兵部隊を搭乗している際にHE火力が1上昇する車両が登場します。OGではPVB-302がその能力を有しています。この項目についてもコアモジュール『The Untold Stories』および『America Conquered』のルールブックには記述がありません。もしかすると同様の能力を持つユニットが他のモジュールではまだ登場していないのかもしれません(未検証です)。

FORMATION ACTIVATION
 フォーメーション活性化に関わるルールで、『もみじまんじゅうー』では活性化を意図的に遅らせることが可能でしたが、『OPERATION GARBO』では不可能になりました。

BATTLEFIELD CHAOS
 不確定要素を導入する仕掛けとして「BATTLEFIELD CHAOS」が導入されています。Chaos Markerが引かれた際にBATTLEFIELD CHAOS TABLEを参照してその効果を適用します。それぞれのモジュールによって使用する表が異なります。ちなみにEDG(『EISENBACH GAP DELUXE』)にはルールブックではBattlefield Chaosに関する項目はありません。その理由についてはEDGのルールブック冒頭でMark H.Walker(WAWのデザイナー)がコメントをしています。そのコメントから推測するにBATTLEFIELD CHAOSがルールに導入されたのはもみじまんじゅうー以降かと思われます(それ以前のオリジナル版をもっていませんので検証はおこなっていません)。

スウェーデン軍
 『OPERATION GARBO』はソ連軍のスウェーデン侵攻をテーマにしていますので、新たにスウェーデン軍が登場します。新しいユニットとしては、STRV-103、PBV-302、IKV-91などが登場します。

 残念なことにOGには「UNIT VP POINT COST」がついていません。したがってVP制による自作シナリオは作りにくくなってしまったと言えるでしょう(少なくとも兵器に詳しくない私は無理です)。

彦根会さんにおじゃましました(6月15日)

 6月15日、彦根会さんに2度目の訪問。前回はtakobaさん、ぐちーずさん、紙さん、そして私の4名でしたが、今回はワニミさんが見えて5名。
 私は前回に引き続き『TSOH』をプレイしました。今回はぐちーずさんと私がF-5EタイガーⅡを1機ずつ操縦してtakobaさんの操縦するMIG17 1機に挑みました(そのシチュエーションならF-5EとMIG17の数は逆じゃないのかという至極まっとうなツッコミはなしの方向で^^)。
 戦闘は私が6時の方向から追尾するポジションに着けたにもかかわらず思いっきり外し、その後ぐちーずさんがMIGの主翼に穴を開けるも軽傷ということで双方撃墜ならずでした。takobaさんのアドヴァイス「『TSOH』のキャノンはよほど近づいてからでないと命中しないですよ」を身を以て知りました。

 ワニミさん、紙さんのOCS、私たちの『TSOH』が終了してからマルチゲームの『WWⅡ』を5人でプレイ。takobaさんがイギリス、ぐちーずさんが日本、紙さんがドイツ、ワニミさんがアメリカ、私がソ連を担当することに。序盤トルコ侵攻に失敗したロシアはドイツに重要拠点の1つを取られてしまい、取り返そうにも生産ポイントの低さが災いしてままならない状態に陥ります。あまつさえ首都モスクワの防御もアメリカの駐留なしには維持できない、スターリンにとっては屈辱の展開に・・・・・・。
 紙ドイツ軍が序盤飛ばしたものの、当然その行動は各国からマークされるところとなり、順調に勢力を伸ばすワニミアメリカ、インドまで進出したぐちーず日本、微妙なバランスの下均衡を保つtakobaイギリスとの4すくみ状態に。
 この状況下でいかに生き残るかに悩むスターリンにとって青天の霹靂。すなわちtakobaイギリスの「晩ご飯の用意ができたよ」の宣言。直後、パルヴァティソ連に告げられたのは、ワニミアメリカからの「ゴメンな、終わらすわ」の宣戦布告(笑)くいしん坊!万才(by村野武憲)

 前回の信長包囲網、今回のWWⅡとマルチゲームをプレイしたのは、実は彦根会さんに参加するようになってから。会話がカギのマルチゲーム、まだ慣れないところが多いですがおもしろいです。締めの『スーパーヒーローVS悪の帝国』では、何とかブービーに。
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