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『OPERATION GARBO』

 『OPERATION GARBO』(以下OG)はコアモジュール『BLOOD & BRIDGE』(通称:もみじまんじゅー ただし通じる範囲は極めて極めて限定的であるかもしれない)のエキスパンションモジュールです。もみじまんじゅーにはその後LoF#14付録で『BALTIC FURY』(以前このblogでも少し取り上げてます)もエキスパンジョンモジュールとして出版されています。以下、OGで追加された新要素についてまず紹介します(注:BATTLEFIELD CHAOSはもみじまんじゅーで導入されていますのでOG初導入の要素ではありません。)

LEADERS
 リーダーカウンターが追加されています。リーダーカウンターはいずれか1つの小隊とともにいなければならず、その小隊が除去された場合には死亡扱いとなり、戦力減少の際には生存チェックに失敗した場合に死亡扱いとなります。利点はともにいる小隊に通常よりも高いモラル値を適用すること、攻撃時にサイの目修正を与えること、そして小隊を常に指揮下状態にすることです。明記されていませんが、規定の性格からして、当然HQの指揮範囲内にいなくてもこれらの利点は有効であると考えられます。これらは次の水陸両用車両の規定同様、のちのコアモジュール『The Untold Stories』(TUS)や『America Conquered』のルールブックではより詳細かつ明確に定義し直されています。

AMPHIBIOUS OPERATIONS
 水陸両用車両が3種類登場します。水陸両用ユニットは移動力が緑色で表示されています。水陸両用ユニットは全移動力を消費することで湖/川ヘクスに進入できます。このルールはのちのコアモジュール『The Untold Stories』や『America Conquered』では、「進入したい湖/川ヘクスに隣接するヘクスでフォーメーションインパルスを開始しなければならないこと」、「進入したインパルスにはそれ以上移動できないこと」が明確化されています。
 ただしここで注意が必要なことは、ノートに明記されていますがWaWシリーズにおける「水陸両用」とはあくまでもゲーム的な処理であるということです(注:ルールブックに「ゲーム的な処理」との表現があるわけではありません。あくまでも私がルールの記述から読み取ったことです。)。このことを反映してOGではPVB-302、PT-76、BMP-1が水陸両用であるのに対してSTRV-103やT-72は水陸両用ではありません(BMP-1についてはOGにおける処理であること=他のモジュールでは水陸両用ではないのにOGでは水陸両用であることが理由とともにデザイナーズ・ノートに書かれています)。

SPECIAL DEFENCE
 SPECIAL DEFENCEは具体的にはユニットの防御値(armor value)とセーブナンバー(save number)の背景が白地になっていることで示されています。OGではSTRV-103がその能力を有しています。「これらの特別な能力はユニットが導入されたモジュールで定義される」と記述した後にSTRV-103の「SPECIAL DEFENSE」として「遮蔽下にある場合、防御判定のサイコロを1つ振り直すことができ」ることが記述されています。また、STRV-103のユニットも図として挙げられています。この規定はOG単独では問題ないのですが、後のモジュールのルールブックには改善してもらいたい点があります。

 それは、後続のコアモジュールあるいはエキスパンジョンモジュールでは「special capabilities」の説明がルール項目にないことです。先のOGでの記述にあったように、OG以降のモジュールで「special capabilities」が導入される可能性があったことは明らかです。実際『America Conquered』ではキューバ-ソヴィエト同盟のBlack EagleがSPECIAL DEFENCEを有しています。ユニットの図もルールブックにあります。しかしながらルール項目にSPECIAL DEFENCEはなく、シナリオの特別ルールでどのような場合にどのように処理するのかが説明されているだけです。ささいなことと言われればそれまでですが、ユニットの図はあるのにその説明がルール本文に出てこないというのは少なくとも分かりやすさの点ではよろしくないのではないかと考えます。

 ただしこの点についてはもしかするとルール化の必要性をLNL社のメンバーは考えていないのかもしれません。というのは「special capabilities」を有した車両が出てくるモジュールはOGと『America Conquered』、このわずか2つのモジュールのみであるからです。今後他もモジュールに登場する車両が「special capabilities」を有するケースが増えてきたときに項目化されるのかもしれません。これは後で取り上げる「MOUNTED FIREPOWER」にも考えられることです。

 また、WaWのルールブックの特徴としてコアモジュールに添付されているルールブックには項目番号がありますが、エキスパンジョンモジュールに添付のルールブックには項目番号がありません(『Death of the 1st Panzer』、『BULTIC FURY』を除く。『Death of the 1st Panzer』ではナンバリングされていますが、元ルールの番号と整合性が取れていません^^;)。先に挙げた「AMPHIBIOUS OPERATIONS」はTUS以降のコアモジュールのルールブックでは「5.3 Amphibious Movement」として取り上げられています。

MOUNTED FIREPOWER
 また、歩兵部隊を搭乗している際にHE火力が1上昇する車両が登場します。OGではPVB-302がその能力を有しています。この項目についてもコアモジュール『The Untold Stories』および『America Conquered』のルールブックには記述がありません。もしかすると同様の能力を持つユニットが他のモジュールではまだ登場していないのかもしれません(未検証です)。

FORMATION ACTIVATION
 フォーメーション活性化に関わるルールで、『もみじまんじゅうー』では活性化を意図的に遅らせることが可能でしたが、『OPERATION GARBO』では不可能になりました。

BATTLEFIELD CHAOS
 不確定要素を導入する仕掛けとして「BATTLEFIELD CHAOS」が導入されています。Chaos Markerが引かれた際にBATTLEFIELD CHAOS TABLEを参照してその効果を適用します。それぞれのモジュールによって使用する表が異なります。ちなみにEDG(『EISENBACH GAP DELUXE』)にはルールブックではBattlefield Chaosに関する項目はありません。その理由についてはEDGのルールブック冒頭でMark H.Walker(WAWのデザイナー)がコメントをしています。そのコメントから推測するにBATTLEFIELD CHAOSがルールに導入されたのはもみじまんじゅうー以降かと思われます(それ以前のオリジナル版をもっていませんので検証はおこなっていません)。

スウェーデン軍
 『OPERATION GARBO』はソ連軍のスウェーデン侵攻をテーマにしていますので、新たにスウェーデン軍が登場します。新しいユニットとしては、STRV-103、PBV-302、IKV-91などが登場します。

 残念なことにOGには「UNIT VP POINT COST」がついていません。したがってVP制による自作シナリオは作りにくくなってしまったと言えるでしょう(少なくとも兵器に詳しくない私は無理です)。
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