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『PARIS IS BURNING』 「SENARIO 7: THE BEGINNING OF THE END」(2)

TURN 5

 スクリーンショットを取り忘れてしまっていますが、このターン3rd Marineは凱旋門へとさらに押し寄せます。フランス軍の長射程兵器によって混乱した部隊が政治委員の喝入れにより士気回復しさらに欠員補充を受けて完全戦力として戦線復帰。直後の攻撃によりフランス軍長射程兵器部隊を逆に一撃で残骸へと変えます(カオスマーカーによるイベント、3rd Marineのチット引きが連続するというソ連軍にとってはポジティブな、フランス軍にとってはこれ以上はないという不運な出来事が発生しました)。

 同時刻あいかわらず防御射撃を恐れてスペツナズは陽動の動きすら見せません(これは狙撃手(sniper)ルールを読み誤っていたパルヴァティのミスも一因です)。15th Recon所属部隊による混乱を掛けてから(できれば盤外砲撃も使って)エリーゼ宮に突撃しようと条件が揃うのを待ちすぎていたのですが、大統領暗殺計画に関してはうまく部隊運用できていたとはいえませんでした。

TURN 6終了時

PiB05

 このターン、3rd Marineはついに凱旋門を陥れます(『PARIS IS BURNING』の箱絵達成!!)。ただしこの時点ではまだフランス軍が奪回するチャンスは十分に残されており予断を許さない状況です。

 エリーゼ宮殿方面は15th Recon所属部隊のいくつかがエリーゼ宮への攻撃位置にようやくつきます。

「えぇい、やっと来おったか。のろまどもめが!!」

 己の臆病さに気づきもせずにパルヴァノフスキは友軍の到着に悪態をついていた。

TURN 7(最終ターン)

 終わりは突然訪れた。いまだ反攻する戦力を失ってはいないはずのフランス軍であったが、ソ連軍による凱旋門占拠の事実が与えた精神的衝撃は一時的なものであったにせよ決して小さなものではなく、ミッテラン大統領の消息が不明であることもさまざまな憶測を呼んでパリは事実上陥落した。

 ここで本日2度目のまさかのEndマーカー2連発。確か1枚目を私パルヴァティが引いて「2連続だったら大笑いですよね(笑)」と
、次のチットをTeddyさん(でしたよね?)が引いたところ・・・、という結末でした。

 パルヴァノフスキは勇敢な友軍兵士たちの奮闘による祖国勝利の知らせにも、心ここにあらずといった感じであった。時間は十分にあったにも関わらずミッテランの所在の捕捉すらできなかった失態についてコミッサールがどのように報告をするのか・・・・・・。パルヴァノフスキの耳にはもはや窓の外の凱歌すら届いていなかった。

TURN 7 Extra

PiB06

PiB07

 あまりと言えばあまりな終わり方(笑)でしたので、もしEndマーカー2連発が炸裂しなかったらどうなっていたのかをTeddyさんと少し追ってみました。結果はさらに1部隊を投入して凱旋門(マップB ヘクスD2)を守りきったソ連軍の勝利でした。

考察

 最後まで勝敗がもつれる展開でした。フランス軍の部隊運用についてはTeddyさんが「わうだけやっとく?」で触れられていますが、凱旋門への侵攻にも対応できる初期配置を考える必要があるといえるでしょう。特に今回のソ連軍のように3rd Marineを凱旋門方面へ布陣した場合、3rd Marineにはフォーメーションマーカーを2枚あるのに対して、510 GCは1枚しかないので部隊展開スピードでは不利となる可能性が高いでしょう。いずれにしろこのシナリオではフランス軍は守勢である上に運用できる部隊数の点ではソ連軍より劣っていますので初期配置には頭を悩ませることかと思われます。

 ただしフランス軍部隊の方がソ連軍部隊よりも優れている点もあります。ひとつは射程の長さです。ソ連軍よりも長射程であることを活かして近づいてくる部隊をうまく足留めしたいところです。もうひとつはTURN 3でも書きましたが、大統領護衛部隊の優秀さです。護衛であるがゆえにその行動には制約がありますがスペツナズよりも優秀な突撃能力は万が一スペツナズが突撃してきても返り討ちあるいは痛み分けに持ち込むに決して不足はありません(スペツナズが攻撃をスカッてくれる必要がありますが)。特に毎ターン自動回復できる(OpsCompleteマーカーとDisruptedマーカーを毎ターン無条件で取り除ける!!)ことは結構脅威です。

 一方、ソ連軍としては盤外砲撃(1回)と狙撃手(sniper)、スペツナズの運用と強力な手札が揃っています。今回はルールを読み落としたり読み間違えたりしたためにそれらを十分に活かせませんでした。活かしていたなら展開もずいぶん変わったはずです(ただしいい方に変わったかどうかは別問題ですが)。

 スペツナズに関しては突撃に関して先制攻撃をおこなえる等の特殊能力があるので有効に使えればかなり有利です。大統領護衛部隊は機会射撃はおこなえるのでそれをかいくぐる必要はありますが、かいくぐってしまえばスペツナズが一気に有利になります。先ほど書いたことと矛盾しているようですが、通常損害が同時適用される突撃戦闘でまずは一方的に攻撃できる先制能力は脅威であることに変わりはありません。。

 狙撃手(Sniper)に関しては「使い捨て(配置したら移動移動できないの)は変だよね」とプレイ前にTeddyさんと話していたのですが、ルール上はやはり「一度配置したら移動はできない」がやはり正しいですね。変なたとえですが一度配置されたら移動できない固定砲台人間版のような存在なのでしょう。

 大統領護衛部隊は3部隊ですので、エリーゼ宮かエコール・ミリテールかいずれか一方は1部隊しか配置できません。第1ターンに盤外砲撃でエリーゼ宮やエコール・ミリテールを攻撃することはできません(HQや偵察部隊からLOSが引けない)ので、1ターンサドンデスを狙いたければ、大統領護衛部隊が1部隊しか配置されていない目標地点に対して、1.狙撃手で攻撃を掛けて護衛部隊を混乱させる。2.スペツナズを突撃させて護衛部隊を除去するを成功させる必要があります。

 今回はソ連軍はVOLLEY FIREも得ていたのでかなり有利なはずでしたが、市街戦の様相を呈していたこともあって使いどころを見いだせないままに最終ターンを迎えました。

 またルールをしっかり把握していれば、スペツナズ、Sniperの運用において「欲が出てよりアグレッシブな行動に出た」ことによって異なった展開になっていた可能性もあります。再戦の機会があれば確かめてみたいです。

 今回は途中で凱旋門陥落を狙うことができ、また成功したことで勝利を収めましたが、ゲーム開始からしばらくはソ連軍は3つの目標を同時攻略せざるを得ません。逆にフランス軍も3つの目標のいずれも守れる態勢を取る必要があります。そして守るにしても攻めるにしても圧倒的な戦力は有していません。その意味では一発KOを狙うのではなくボディーブローで相手の戦力をじわじわと殺がなければならない。しかし時間は決して多くはないというジレンマをたっぷり楽しめると思います(マゾとも言う(笑))。
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